陶淵明 歸去來辞(歸去來兮田園将蕪胡不歸)

陶淵明 歸去來辞
 歸去來兮
 田園将蕪胡不歸
 既自以心爲形役
 奚惆悵而獨悲
 悟已往之不諫
 知来者之可追
 實迷途其未遠
 覚今是而昨非
 舟遥遥以軽颺
 風飄飄而吹衣
 問征夫以前路
 恨晨光之熹微
 乃瞻衡宇
 載欣載奔
 僮僕歓迎
 稚子候門
 三逕就荒
 松菊猶存
 携幼入室
 有酒盈樽
 引壺觴以自酌
 眄庭柯以怡顔
 倚南窓以寄傲
 審容膝之易安
 園日渉以成趣
 門雖設而常関
 策扶老以流憩
 時矯首而遐観
 雲無心以出岫
 鳥倦飛而知還
 景翳翳以将入
 撫孤松而盤桓
 歸去來兮
 請息交以絶游
 世與我而相違
 復駕言兮焉求
 悦親戚之情話
 樂琴書以消憂
 農人告余以春及
 将有事於西疇
 或巾柴車
 或棹孤舟
 既窈窕以尋壑
 亦崎嶇而経丘
 木欣欣以向栄
 泉涓涓而始流
 善萬物之得時
 感吾生之行休
 已矣乎
 寓形宇内復幾時
 曷不委心任去留
 胡為乎遑遑欲何之
 富貴非吾願
 帝郷不可期
 懐良辰以孤往
 或植杖而耘耔
 登東皐以舒嘯
 臨清流而賦詩
 聊乗化以歸盡
 樂夫天命復奚疑
陶淵明の帰去来辞は慣れ親しんだ詩であり、これを書にするのは私の悲願であった。何しろ全文340字であり、書き切るにはかなりの時間を要する。左の書は2013年3月の藤沢書道協会展に出展し『会長賞』をいただいたものである。半切半の用紙に篆書で書いた。右の書は2011年3月の藤沢書道協会展に出展したもので、半切に隷書で書いた。
以下は、『陶淵明伝』 吉川幸次郎より抜粋した帰去来辞である。

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原文 読み下し 備考
歸去來兮 歸去來兮(かえんなんいざ) カエンナンイザと読むのが、日本での古くからの読みくせである。この読みくせは、なかなか正しいであろう
田園将蕪胡不歸 田園は将(まさ)に蕪(あ)れんとするに胡(なんぞ)歸らざる  
既自以心爲形役 既に自(み)ずから心を以て形(からだ)の役(しもべ)と爲しつつ 心とは精神の意味であり、形とは、形骸 RSR ダウンサス Ti2000 ワゴンR MC22S フロント2本 新品 RS-R S043TDF、肉体の意味である。本来、心、精神こそは、形、肉体の主人であるべきである。しかるに今までのおのれの生活は、反対に、心、精神を以て、形、肉体に追随させ、その奴隷とするものであった
奚惆悵而獨悲 奚(なに)ゆえに惆(おも)い悵(むす)ぼれつつ獨(ひと)り悲しむや  
悟已往之不諫 已(すで)に往きしときの諫(あらた)むべからざるを悟り  
知来者之可追 来る者の追(つぐな)う可きを知る  
實迷途其未遠 實(まこと)に途(みち)に迷うこと其れ未(い)まだ遠きにあらず  
覚今是而昨非 今は是(ただ)しくして昨(きのう)は非(いつわり)なりしを覚る  
舟遥遥以軽颺 舟は遥遥(ようよう)として軽やかに颺(あが)り  
風飄飄而吹衣 風は飄飄(ひょうひょう)として衣を吹く  
問征夫以前路 征夫(ふなびと)に問うに前なる路を以てし  
恨晨光之熹微 晨(あした)の光りの熹微(おぼろ)なるを恨む  
乃瞻衡宇 乃(すなわ)ち衡(かぶき)の宇(むね)を瞻(み)  
載欣載奔 載(すなわ)ち欣(よろこ)び載(すなわ)ち奔(はし)る  
僮僕歓迎 僮僕(どうぼく)は歓(よろこ)び迎え  
稚子候門 稚(おさな)き子は門に候(ま)つ  
三逕就荒 三すじの逕(みち)は荒るるに就(ちか)きも  
松菊猶存 松と菊とは猶お存(い)きたり  
携幼入室 幼きものを携(つ)れて室(へや)に入れば  
有酒盈樽 酒有りて樽に盈(み)てり  
引壺觴以自酌 壺(とくり)と觴(さかずき)とを引きよせて自(み)ずから酌み  
眄庭柯以怡顔 庭の柯(えだ)を眄(なが)めて以て顔を怡(ほころ)ばす  
倚南窓以寄傲 南の窓に倚りそいて以て傲(たのし)みを寄すれば  
審容膝之易安 審(げ)にも膝を容(い)るるのみなるところは安らかなり易(やす)し なるほどこの狭い空間は 18 クラウンアスリート フロントバンパー【アンサー】クラウン アスリート/ロイヤル GRS18# baccarat フロントバンパー、やっとおのれの膝が入るだけの狭さである。世にときめく人とても、実際に占め得る空間は膝がしらが容るだけの広さにすぎない。
昔、ある夫が 200系 ハイエース 標準用 リア バンパー ステップ付き ブラック 塗装品、宰相になれと国王から誘惑された時、賢い妻は、夫を諫めていった。護衛兵を従える豪勢な生活とても、落ち着くのは膝を容れるだけの空間、一丈四方一杯にならんだごちそうとても、本当に食べられるのは一皿の肉だけ。膝を容れる場所と一皿の肉のために、わが身を犠牲にするバカがありますかと。
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園日渉以成趣 園は日々に渉(さまよ)いて趣(すう)を成し  
門雖設而常関 門は設けたりと雖(いえど)も常に関(とざ)せり  
策扶老以流憩 扶老(ふろう)を策(つえ)として以て憩いを流(なが)くし 扶老とは一種の籐の名であるという
時矯首而遐観 時に首(こうべ)を矯(あ)げて遐(はるか)に観る  
雲無心以出岫 雲は心無くして以て岫(みね)を出で  
鳥倦飛而知還 鳥は飛ぶに倦(あ)きて還るを知る  
景翳翳以将入 景(ひかげ)は翳(おぐら)く翳(おぐら)く以(し)て将(まさ)に入(しず)まんとし  
撫孤松而盤桓 孤(ひと)りおいし松を撫でつつ盤桓(はんかん)す 盤桓とは、静かな自由な気持ちでたちもとおること
歸去來兮 歸去來兮(かえんなんいざ)  
請息交以絶游 請(ねが)わくば交(まじわ)りを息(や)めて以て游(まじわ)りを絶たん  
世與我而相違 世と我とは相(たが)いに違(そむ)けるに  
復駕言兮焉求 復た駕(くるま)にのりて言(われ)は焉(なに)をか求めんとはする  
悦親戚之情話 親戚の情(まこと)ある話(ことば)を悦び  
樂琴書以消憂 琴と書(ふみ)とを樂しみつつ憂いを消す  
農人告余以春及 農人 我に告ぐるに春の及(ちかづ)きしことを以てし  
将有事於西疇 将に西の疇(た)にて事(しごと)有(せ)んという  
或巾柴車 或いは柴(あらき)の車を巾(ぬぐ)い  
或棹孤舟 或いは孤舟に棹さしつつ  
既窈窕以尋壑 既に窈(お)く窕(ぶか)くも壑(たに)に尋(そ)い  
亦崎嶇而経丘 亦た崎(たか)く嶇(ひく)くも丘を経ゆく  
木欣欣以向栄 木は欣(たの)しくも欣(たの)しげに栄(はな)さくに向(ちか)づき  
泉涓涓而始流 泉は涓(すず)しく涓(すず)しくも始めて流る  
善萬物之得時 萬物の時を得たるを善しとし  
感吾生之行休 吾が生の行くゆく休(やす)まんことに感ず  
已矣乎 已(や)んぬる哉  
寓形宇内復幾時 形を宇内に寓(よ)すること復(ま)た幾時ぞや 肉体を宇宙の中に寄寓させているのが、人間の一生、長い一生もあれば、短い一生もあるが、それは荘子がよくいうように、相対的な差異にすぎない。それがどれだけの時間と、もはやあげつらうまい。
曷不委心任去留 曷(な)んぞ心を委(ゆだ)ねて去り留まるに任(まか)せざるや 心を自然にゆだね、たいらかにして、この世を去るべき時にこの世を去り、この世に留まるべき間は留まろうではないか
胡為乎遑遑欲何之 胡為(なにせ)んとて遑(あわただ)しくも遑(あわただ)しくも何(い)ずくに之(ゆ)かんと欲する  
富貴非吾願 富貴は吾が願いに非ず  
帝郷不可期 帝(みかど)の郷(くに)は期す可からず  
懐良辰以孤往 良き辰(とき)を懐(なつか)しみては以て孤り往(ゆ)き  
或植杖而耘耔 或いは杖を植(た)てて耘(くさぎ)り耔(つちか)わん  
登東皐以舒嘯 東の皐(おか)に登りて以て舒(ゆるや)かに嘯(うそむ)き  
臨清流而賦詩 清き流れを臨(まえ)にしつつ詩を賦(つく)らん  
聊乗化以歸盡 聊(いささ)か化(か)に乗じて盡くるに歸し 化(か)とは、陰陽の二気の作用として、万物を変化させつつ、宇宙の中を流れゆくものであるとされる。その流れにのっかって、盡(じん)、すなわち終局、すなわち普通に死と呼ぶものへと帰着しよう
樂夫天命復奚疑 夫(か)の天命を樂しみつつ復(ま)た奚(なに)をか疑わん いつおのれののっかっている化が盡き、数が極まって、死の終局へと到達するか 、それは、死生には命有りであって、

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、更に何の懐疑を入れ得ようぞ
出典 『陶淵明伝』 吉川幸次郎 新潮文庫 昭和33年5月20日発行